( マタタビ 木天寥 
Actinidia polygama )
分 類
 マタタビ科 マタタビ属

2001年10月28日 河辺町へそ公園・岨谷峡にて撮影
特 徴
 ・夏になると枝先の葉は,表面が白く変り、後にその一部が黄変します。これは,小さな花に代わって昆虫の飛来を促すためといわれています。
 ・葉は互生し,葉の質は薄く,縁に細かい鋸歯があり,蔓面の脈上に毛があります。
花や実
 ・雌雄異株であり、雄花しかつけない雄株と両性花をつける雌株があります。7月頃に白い花が下を向いて咲きます。花びらは5枚で,直径2〜2.5cmほどで,ウメの花によく似ていることからナツウメ(夏梅)とも呼ばれます。
 ・果実に「マタタビアブラムシ」が寄生してできた虫えい(虫こぶ)は,「木天寥(もくてんりよう)」と呼ばれ,生薬として用いられます。粉末にして飲むと体が暖まり,また鎮痛剤にもなると言われています。
 ・マタタビの果実は,長楕円形の 被果で先が少しとがり,辛味があります。マタタビラクトンという有機酸を含んでいて,一種の麻酔作用があります。大量に食べると大脳,脊髄,延髄の順にマヒするそうです。これが猫を酪酎状態にするのだそうです。
語 源
 ・アイヌ語のマタタンプに由来すると言われています。マタは冬,タンプは木からぶら下がっている「苞(つと:わらで包んだもの,おみやげ)」を表す言葉のようです。木の古名ワタタビが変化したという説や,「旅人がこの実を一つ食べると,たちどころにして疲労を回復,又旅をつづけることができた」ということに由来するという説もあります。
別 名
 ・ツル(ナツ)ウメ ・タビクサ ・ネコナブリ ・ブドウヅル
近似種
 ・サルナシ