一の目潟のカンラン岩:レルゾライト |
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↑ 長径約7cm程度のサンプルです。 | ↑ 直径約2cm程度のサンプルです。 |
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解説 特に一の目潟のカンラン岩(レルゾライト)は,斜長石を含んでおり,その鉱物の組み合わせは世界的にも例が少ないものです。(また,安山岩質溶岩の中に捕獲岩として見つかるため,その産状からオリビンノジュールとよばれることもあります。) ※苦土カンラン石:Forsterite (Mg2SiO4) カンラン石の化学組成は苦土カンラン石と鉄カンラン石(Fe2SiO4)との間で連続的に変化します。鉄が特に少ないとオリーブ色〜黄緑色を呈し,透明度の高いものはペリドットとよばれ,宝飾品として利用されています。 |
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↑ 「一の目潟」 (2001年8月15日撮影) |
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解説 男鹿半島の戸賀湾近くに3つの目潟(マール)があります。それぞれ,一の目潟,二の目潟,三の目潟と呼ばれ,その中の最大のものが一の目潟です。
約6〜8万年前,泥流を伴う水蒸気爆発により一の目潟が形成されました。その後,一の目潟でさらに水蒸気爆発・マグマー水蒸気爆発・軽石の放出があり,末期に二の目潟が形成されました。そして,活動の小休止後(約2〜2.4万年前),三の目潟の形成とスコリア・火山礫の放出がありました。
◆マールの形成についてこの目潟(マール)は日本に数例あるだけで,(東北日本では唯一の例です。)岩石学的にマグマの成因やマントルの性質を調べる上で,世界的にも貴重な火山なのです。 また,マントルを起源とする岩石が捕獲岩として安山岩質溶岩の中に見つかるのは,ここが世界で唯一の場所です。(一の目潟・二の目潟の本質物質はカルクアルカリ安山岩,三の目潟の本質物質は高アルミナ玄武岩です。)その捕獲岩には,オリーブ色のカンラン岩・黒色の輝岩や角閃岩・白黒模様の(角閃石)ハンレイ岩などがあります。 マグマが地下水と急激に反応すると,水蒸気マグマ爆発と呼ばれる激しい爆発が起こります。マグマと水の接触の割合によって,その爆発力は連続的に変化しますが,その中でも激しい爆発が起こったときに作られる火山地形がマールです。爆発力が強いために大きな火口が作られますが,噴出物は広い範囲にまき散らされるので火口の周りにはごくわずかの堆積物しか残しません。地下から上昇してきたマグマと地下水が接触して爆発が起こるので,その爆発は地下水面(地下水の上面)よりも下で起こります。(つまり火口の底は地下水面より低いということです。)そのため,噴火が終わると火口は速やかに地下水で満たされます。 マールの形成には,マグマと水の接触の割合が関係していますから,どこの火山でも見られるという火山地形ではありません。秋田県男鹿半島の目潟,伊豆大島の波浮港,指宿地域などが代表的なマールの例としてよく知られています。地下水の豊富な海岸付近に比較的多いようです. |