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琥珀とは、数千万年〜数億年前の樹木の樹脂が高分子化合物化(化石化)したもので,「樹脂の化石」とも言えるものです。 “樹脂”というと、“松ヤニ”を連想しますが,実際に琥珀のもとになった樹木は広葉樹から針葉樹までさまざまです。 この樹脂が地中深くに埋もれて何千万年も経過すると樹脂は化石に変化します。 こうして出来た樹脂の化石のことを“琥珀”と呼び,英語では“Amber”と呼んでいます。 世界最古の琥珀は,約3億年前のもので,イギリスやシベリアで発見されています。 |
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樹脂は傷口などからにじみ出して,その傷口を包み込んで“細菌”の侵入を防いで傷口を保護する作用があり,ちょうど人間の血液が傷口で“かさぶた”になるのと同じような働きがあると考えられています。 もとが流動的な樹脂ですから,周辺に棲んでいた昆虫・動物・植物はじめ水や空気などを包み込んだものがしばしば発見されます。 琥珀の中の化石は,立体的かつ完全体として保存されている場合が多く,通常に見られる平面的な化石とは異なり,DNAも保存されています。だからこそ“虫入り琥珀”は昆虫や生物の進化はじめ,太古生物の生活環境さらには,当時の地球の様子などを知る手掛かりを与えてくれる極めて学術的価値の高い貴重な化石といえます。 1993年,映画「ジュラシック・パーク」が公開され,恐竜復活の鍵となっていた“虫入り琥珀”は一躍,一般の関心を集めて話題になりました。実際にも,琥珀の中の昆虫化石からはDNAが検出され,約1億2千万年前で現在最古のDNAも検出されています。 また,アメリカの研究者が琥珀中の昆虫化石の体内に胞子状態で眠っていたバクテリア生物を蘇らせることに成功したことも報じられています。 今後,虫入り琥珀の研究が進展すれば,生物の進化をDNAレベルで解明し得る可能性があり,将来は絶滅した生物の復活でさえ可能にするかもしれません。 |
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樹脂の化石化には数百万年あまりの年月が必要と考えられ,宝飾用に用いられる上質な琥珀は,大抵は数千万年以上前のものです。 Copal(コーパル)とは,現代から数百年万前位までの半化石状態の樹脂を指し,物理的に不安定で,熱に対しては用意に溶解します。かつてコーパルは”ワニス”や”ラッカー”の原料として大量に採掘され用いられました。 |