マンガン ノジュール
ManganNodule
権現山層(秋田県由利本荘市岩城福俣)の鉄・マンガン ノジュール |
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↑ 全体の形状はこのようなフットボール状ものが多いようです。 (写真のノジュールは長径で50cm程ありました。) |
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↑ 表面には独特の模様が見られます。 |
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↑ 断面には同心円の層状構造が見られます。 (写真のノジュールは長径15cm程のものです。) |
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↑ 産出露頭(権現山層) (2000年6月10日撮影) |
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解説 現在の鉄・マンガン(多金属)ノジュール(団塊)は、じゃがいも状の塊(一般に黒褐色で、多くが1〜10cm程度の径)で、深海の表面を敷き詰めるように分布しています。ノジュールの成長速度は百万年で数mm程度であるといわれています。
日本国内の陸上の露頭での鉄・マンガンノジュールの存在も報告されています。その一つ、福井県山王山東のマンガンノジュールは、頁岩に含まれ、きわめて保存良好な放散虫化石が多数抽出できるそうです。この地点では,大小様々なノジュール(最大50 pの長径を持つ)があり、ノジュールの外皮は黒くなっていますが,内部は白ないし,白茶色になっているそうです。また、同じ福井県河野村菅谷のマンガンノジュールは、本来はロードクロサイト(菱マンガン鉱)が集まったノジュール(ピンク色)だったものが、風化により黒色化、さらには脱色され白色化したものと言われています。 ここで紹介するのは、秋田県由利本荘市(旧岩城町)で見られる権現山層(女川層を整合に覆い、西黒沢層に対比される1,400万〜1,600万年前の地層です。)の鉄・マンガンノジュールです。 権現山層の堆積環境は、海水の流れもあまりない、おだやかな深い海の底だったようです。 層厚は400〜500m程度で、岩相としては主に泥岩からできていて、所々に凝灰岩(酸性凝灰岩)をはさんでいます。黄鉄鉱粒や軽石、ノジュール(石灰質〜苦灰質の団塊)なども含み、玄武岩(粗粒玄武岩)も見られ、柱状節理も見られます。 マンガンノジュールの成因は、特殊なバクテリアが水に含まれるマンガンを定着させて出来るものと考えられています。(マンガノジュールはストロマトライトの親戚といったところでしょうか。) 雌阿寒岳(現在活動中)の麓のオンネトー付近のマンガン成分が多い温泉が出ている所で、現在でもそのバクテリアがマンガン鉱床を生成しており、世界的に貴重なマンガン鉱床生成の生き証人として、その方面では有名なのだそうです。 ※参考(日本のマンガン鉱床) マンガンの酸化物は非常に複雑な相系であり、さまざまな鉱物が含まれていますが、轟石が主成分だといわれています 日本に存在するマンガン鉱床は、そのほとんどが火成岩中ではなく古い古い堆積岩中にあります。 おそらく昔のマンガン団塊が地熱の作用で鉱床になったのではないかと言われています。 |