分 類 | ブナ科 ブナ属 |
特 徴 |
幹は灰色をした滑らかで割れ目がない樹皮に被われており,多くはその表面にいろいろな地衣類が着生するため,独特の斑紋ができています。
葉は卵形または菱状卵形の互生で,7〜11対の主脈から斜めに出て並行して走る側脈(2次葉脈)があります。それが縁に達するところが窪み,かつわずかに凹むため,波打つようになります。(縁にゆるやかな鋸歯があるようにも見えます。)開出したばかりの葉の両面には柔らかい長い毛があるりますが、後には脈の部分以外は無毛になります。 |
花や実 |
5月頃,開葉と同時に花も開きます。雌雄の花が同じ株にできる雌雄同株です。雄花を生じる花序は,新しい枝の下方の葉腋について垂れ下がりますが、雌の方は上方の葉腋について上を向きます。
ブナの花は,本来の花と,苞という一種の葉が一体となってできています。
果実は,はじめは少し長い殻斗(かくと)と呼ばれる特殊な総苞によって完全に包まれています。堅果には3つの稜があり,長さ1.5cmくらいあり、黒褐色になります。
(クリの「いが」やドングリの「お椀」とか「お皿」に当たる部分が殻斗と呼ばれています。) |
語 源 | ? |
別 名 | シロブナ |
近似種 |
イヌブナ (Fagus japonica) (別名:クロブナ)
葉の2次側脈が多く10から14対あり,裏面には生長後も伏した毛があります。果実も殻斗が堅果より短く上半分が露出しています。
分布は岩手県以西の本州から九州熊本県までで,また,日本海側の多雪地帯には分布しません。 |