冬芽の観察

植 物 名
特     徴
Photo1(冬芽)
Photo2(花や実)
オニグルミ
(クルミ科)
・裸芽
・頂芽は大きく,円錐形で 短い毛が密生
・側芽は小さく,卵形で1〜2個の副芽(予備芽)を伴う
・葉痕の維管束痕は,3グループに 集まる

・5〜6月開花 →
・雌花序の柱頭は鮮やかな紅色
・雄花序は垂れ下がる
ハンノキ
(カバノキ科)
・有柄芽で,互生し,3枚の芽鱗に包まれる
・外面はろう質物でおおわれ,やや粘りけがある
・しばしば下側に副芽(予備芽)を伴う
・葉痕は隆起し,3個の維管束痕がある


・2〜3月に開花(葉より先に)
・雄花穂は垂れ下がる
・雌花穂は赤く小さい
トチノキ
(トチノキ科)
・枝の先端に頂芽を1個つける
・側芽は対生するがあまり発達しない
・8〜14枚の光沢のある芽鱗に包まれる
・無毛でべとべとした樹脂におおわれる(防寒防虫)
・葉痕は中央が少しへこみ,維管束痕は3〜9個ある


・5月ころ開花
コブシ
(モクレン科)
・長軟毛を密生した芽鱗に包まれる
・花芽は大きく,頂生する。中に葉もあり,混芽である
・葉芽は比較的小さく,枝先や枝のわきにつく
・托葉痕は枝を一周する輪になる(モクレン科の特徴)

ホオノキ
(モクレン科)
・頂芽は大きく,無毛で,2枚の革質芽鱗に包まれる
・花芽は混芽である
・葉痕に維管束痕は多い
・托葉痕は枝を一周する輪になる

・5〜6月 開花



・果実
ムラサキシキブ
(クマツヅラ科)
・裸芽で,短い柄を持つ有柄芽
・頂芽は大きく,短い軟毛におおわれる
・側芽は比較的小さく,対生し,下に副芽(予備芽)を伴うことも多い
・葉痕には,1個の突起した維管束痕がある

・6〜7月 開花
マンサク
(マンサク科)
・有柄芽で,2枚の芽鱗に包まれる
・芽鱗は紙質ではがれやすく,裸出していることも多い
・しばしば基部に副芽(予備芽)を伴う
・花芽は短枝の花軸の先に2〜4個つく
・葉痕には3個の維管束痕。托葉痕がある


・花芽は卵状球形
・早春 開花




キハダ
(ミカン科)
・ふつう枝先は枯れ落ちるので頂芽はなく,先端には2個の仮頂芽をつける
・葉痕は大きく,葉柄基部が冬芽をほぼ包む(葉柄内芽)
・維管束痕は3グループに集まる
・冬芽は下部のものほど小さい
・褐色の軟毛が密に生えた2枚の芽鱗に包まれる

・5〜7月 開花 →
・雌雄異株

・雌花

・雄花
ニセアカシア
(マメ科)

別名
(ハリエンジュ)
・葉柄内芽で,冬芽は葉痕の内部に隠れる(隠芽)
・葉痕は隆起し,左右にはとげがある
・冬芽はしばしば下側に副芽を1〜2個伴う


・5〜6月 開花


・葉柄が落ちずに
 内部を保護して
 いる