| イラガ (Monema flavescens) | 分 類 | イラガ科 |
![]() 2001.2.4プラザクリプトンにて撮影 | 成 虫 |
繭の中の終齢幼虫は,5〜6月ごろ蛹になり,蛹は1ヶ月程で羽化し成虫になり,まゆからでてきます。(イラガの繭はとても硬いので,幼虫が繭を作るときに,上部に内側から出口用の切り口をいれておきます。) イラガの成虫は,小型でうす茶色のとても地味なガです。 |
卵 | ||
幼 虫 |
通常1年1回の発生ですが2回発生することもあります。幼虫は7〜8月から 10月ころにわたって見られます。 イラガの幼虫は成長すると体長が25mm程度で,体に多くのトゲを持った肉質の突起があります。このトゲは中空で体内の毒腺につながっていて,刺すと同時に相手に毒液を注射します。 庭にいる有毒の毛虫としては,ドクガの仲間と並んで刺されることの多い毛虫です。ドクガの仲間は毒針毛の毒物質による“かゆい毛虫”の代表ですが,イラガの仲間は毒液の注入による“痛い毛虫”の代表で,刺されると電撃的な痛みが走ります。また,刺されたあともドクガの仲間よりは回復が早いのですが、刺された瞬間の痛みは二度と忘れられないほどです。 イラガの仲間の幼虫は英語でスラッグ・キャタピラー (ナメクジいも虫)といい,脚がほとんどなく,ナメクジのように腹面全体で這い回ります。 イラガの幼虫はいろいろの樹木の葉を食べますが,とくによく見られるのは カキ・サクラ・ウメ・アンズ・ケヤキ・カエデ類・ヤナギ類・クリ・クルミ・ザクロなどです。 |
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繭・蛹 |
繭の大きさは 12mm程度で,幼虫は繭の中で白く変わり,変形してトゲも柔らかくなり,終齢幼虫(前蛹)となり,越冬します。その幼虫が“玉虫”の名で釣り餌として利用されています。 石灰質のこの繭はとても硬く(昆虫のマユ中でも最も硬いのではないでしょうか。),スズメノショウベンタゴ,スズメノテッポウなどと呼ばれます。 この硬い繭にも寄生する虫がいます。イラガセイボウ(青蜂)というハチのなかまです。 イラガのマユには白地に褐色のラインがあり,1つ1つが別々の個性的な模様をつくります。 |
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近似種 |