ミノガ
分 類
 ミノガ科
成 虫
 ミノムシはミノガと呼ばれる蛾の一種です。日本には20種類程度がいるそうです。発生は春型と夏型の2種類による年2周期のようです。
 ミノガの成虫への脱皮は6〜7月頃ですが,ほとんどのミノガの雌は成虫になっても羽根がはえず,いわゆるイモ虫状態のままミノの中で一生を終えます。羽根がはえ蛾となるのは雄だけなのです。(雌の中には成虫になると芋虫状態ではあっても通常の昆虫のように6本の足を持つものや,足が完全に退化してしまったものもあります。)
 一方雄は開張20mm程度の比較的小さな蛾ですが,口が退化してしまい,成虫になっても餌をとることができません。
 成虫になった雌は,フェロモンを放出して雄を呼び寄せ,体をミノに隠したまま雄と交尾をします。交尾を終えた雌はミノの中にたくさんの卵を産卵すると息絶えてしまいます。
幼 虫
 ほとんどのミノガが幼虫の時に体を守るミノを作ります。幼虫の作るこのミノは木の葉や小枝を適当な長さに切り,自分の口から吐く糸でこれらを体の回りにつなぎ合わせたものです。小さなうちは葉の上をミノを付けたまま這い回っていた幼虫も,大きくなるとミノを葉にぶら下げ,ミノから時々身を乗り出して葉をかじります。夏の間盛んに葉を食べ大きくなったミノガの幼虫は10月頃、冬の寒さをしのぐためにしっかりとしたミノを作り、その中で冬を越します。そして冬を越した幼虫は4〜5月頃蛹となります。
繭・蛹
近似種
 オオミノガ:西日本では最近、オオミノガが急速に数を減らしているそうです。原因としてたまたま中国から入ってきた、ヤドリバエが寄生していることがあげられていました。